ようこそ、建築・社会環境工学科のサイトへ
東北大学工学部 建築・社会環境工学科長 五十嵐 太郎
あなたが家を出て、バスで学校に行く。あるいは親が電車で会社に出勤する。週末は家族のドライブで、スタジアムに出かけ、サッカーを観戦した後、近くのビルのレストランでディナーを食べる。これらの活動はすべて「建築・社会環境工学科」に関わることです。住まい、公共施設、街並みの景観、そして都市はどうあるべきか。交通システム、生活基盤としてのインフラはどうあるべきか。しかし、ただ便利なだけでは、不十分です。災害に対して強い街づくり、環境やエネルギー問題への対策、社会問題を解くデザイン、歴史遺産の保存、人々に愛される美しいかたち、デジタル・テクノロジーの革新など、様々なトピックを複合的に考える必要があります。より良い社会をつくるためです。そのスケールは、住宅や家具などの身体的なサイズから、都市計画、橋梁、防潮堤などの大きなものまで含みます。「建築・社会環境工学科」では、各分野の専門に応じて、実験や調査、シミュレーションや設計などにとりくみ、未来社会の可能性を探求したい学生を歓迎します。
建築・社会環境工学科とは
「建築・社会環境工学科」は、人間をとりまく、もしくは包み込む様々な環境を対象とした学問です。したがって、建築、都市、土木、ランドスケープなど、おそらく人間がつくりだすもっとも大きな人工的な構築物であり、われわれの生活の基盤そのものを支え、日常の暮らしにおいて誰もが必ず関わるものです。工学部の中でも、とくに人間の生活に近い分野と言えるかもしれません。本学科の目的としては、東日本大震災でも明らかになったように、安全・安心な環境をつくること、エネルギーのサステナビリティにも配慮しつつ、暮らしやすい快適な空間を探求することなどが挙げられます。以上の性能に加えて、歴史性やデザインも重視されるのが、本学科の特徴です。これこそが街に個性を与え、人々の記憶に残ります。先端的な技術を研究すると同時に、過去の名建築やすぐれた景観から学び、諸々の知を統合することが、未来の豊かな環境を創造するために必要なのです。
本ウェブサイトについて
本ウェブサイトでは、学科が目指している目標やカリキュラム、在学生の学生生活、各研究室で展開している研究内容、将来の進路などについて丁寧に紹介しています。また、社会の多方面で活躍する多くの卒業生の活躍の一端をOB・OGの生の言葉として紹介しています。是非、このサイトを通じて建築・社会環境工学科の魅力に触れてみてください。