オープンキャンパス
「建築・社会環境工学科」は、人間・社会をとりまく様々な環境を対象とした学問に取り組んでいます。その知見は、建築、都市、土木、ランドスケープ、防災など、われわれの生活の基盤そのものを支えています。未来の建築・社会環境を創り出す学び・研究の場を実際に訪れ、その雰囲気を体感してください!


模擬授業
シミュレーション×構造設計:ムダなく壊れない構造を探求しよう
7/30 13:00-13:20、7/31 10:15-10:35
松原誠志朗 准教授
(大学院工学研究科 土木工学専攻 先進計算力学研究室)
橋や建物の設計においては,部材を効果的に組み合わせることで,内部空間を最大限に確保しつつ,ムダのない頑丈な構造物を実現することが求められます.本講義では,数値シミュレーションを用いて構造物の変形や内部に働く力を可視化し,橋や建物の「かたち」の力学的合理性について,皆さんとともに考察していきます.

新しい川のデザイン 洪水と環境と快適性をどう考える?
7/30 13:30-13:50、7/31 10:45-11:05
風間聡 教授
(大学院工学研究科 土木工学専攻水環境システム学研究室)
川に最近行きましたか? 川で遊んだことがありますか? 本当の川を知ってますか? この講義では河川を100倍楽しむ方法をお話します.「エネルギー保存則」の仕組みがわからない人,「水制は戦国時代,カスミテイは料理屋じゃない」の意味がわからない人は必聴です.ぜひ,「川が好き」になってください.

まちづくりを考える
7/30 14:00-14:20、7/31 11:15-11:35
平野勝也 准教授
(災害科学国際研究所 災害人文社会研究部門空間デザイン戦略研究分野)
人口減少時代のまちづくりは,より一層,街を魅力的にしていくことがとても大切です.この講義では,そうした現代的なまちづくりを支える交通のあり方や,魅力的な空間づくりについて復興まちづくりなども含めて実践的な取り組みを紹介しながら,より良い街とは何か考えるための基本的な視点について,お伝えしようと思います.

建築デザインとは何か
7/30 14:30-14:50、7/31 11:45-12:05
藤野高志 准教授
(大学院工学研究科 都市・建築学専攻プロジェクトデザイン学分野)
建築のデザインとは、建物の形や素材や色を具体的に決めることです。では、そうした判断はどのようになされるのか?建築家はゼロから構想する訳ではありません。土地をつぶさに観察し、地域の歴史や風土や気候を調べ、建物を使う人とたくさん意見交換します。そうして手に入れた宝物のような情報を束ね、建物へと昇華させる「建築デザイン」の魅力をお話しします。

未来をつくるコンクリート 〜割れない・治る・印刷できる!?〜
7/30 15:00-15:20、7/31 12:15-12:35
西脇智哉 准教授
(大学院工学研究科 都市・建築学専攻ライフサイクル工学分野)
私たちの身の回りは、建物をはじめとして文字通りに「コンクリート」に囲まれています。この講義では、まずコンクリートや鉄筋コンクリートの基本を紹介しながら、「コンクリートはどうやって作るのか?」「どうしたら壊れにくくなるのか?」といった素朴な疑問から出発します。そのうえで、近年急速に注目を集めているコンクリート3Dプリンタや、ひび割れを自ら治す自己修復コンクリート、カーボンニュートラルを目指す低炭素型コンクリートなど、「ちょっと変わった」最先端の材料開発について解説します。
