2011年3月11日、マグニチュード9.0の地震と、その直後に襲ってきた大津波により、 青森県から千葉県に至る500kmに及ぶ沿岸地域は壊滅的な被害を受けました。
この被害からの地域復興にどのように関わり、今後の防災・減災対策に対してどのように発言していくか。-被災地域にある最高学府として、東北大学には、切実な問が向けられています。
「東北大学災害復興新生研究機構」による8つのプロジェクト
東北大学では、2011年4月、東北大学災害復興新生研究機構を組織し、8つの「プロジェクト」と180を超える「アクションプラン」への取り組みをスタートさせました。
8つのプロジェクト
「災害科学国際研究推進プロジェクト」への参画
建築・社会環境工学科と関係大学院においては、他の学科、専攻とも連携しながら、プロジェクト1の「災害科学国際研究所(IRIDeS)」の組織化に参画しています。2012年5月、青葉山キャンパスに研究所をオープンさせました。
「災害リスク研究部門」「地域・都市再生研究部門」「情報管理・社会連携部門」を中心に参加し、国土保全、社会基盤整備、都市計画などの視点から調査、研究に着手しています。開所式では、国内外の連携機関を招待し、世界の減災のための共同宣言を行いました。
建築・社会環境工学科では、防災の最前線で学ぶことができます。
建築・社会環境工学科の学生は、防災・減災の最前線の調査・研究成果を学ぶことができます。教員とともにプロジェクトに参加するチャンスも広がっています。